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虹彩認証システム

虹彩認証システムとは

虹彩認証システムは生体認証のひとつで、人間の「瞳」の中にある「虹彩」を鍵にして認証を行うシステムのことです。「虹彩」とは黒目の内側にある瞳孔の周りのドーナツ状の模様部分を指します。個々人で固有のパターンを持ち、生涯不変と言われています。また、遺伝的な影響がほとんどなく同一人物の左右でも、一卵性双生児であっても異なるとも言われています。

虹彩認証システムの特徴

〇〇の様子

高速で精度の高い認証

虹彩画像の取得から認証まで2秒以下で完了するハイスピード処理が可能です。1:N認証時の他人受容率は120万分の1で、検索時間は10万件あたり約0.3秒です。
1:N認証とは、あらかじめ登録されている多数のユーザー情報の中から合致する1人を選ぶという認証方式です。

〇〇の様子

確実な本人認証・
不正の抑止効果向上

虹彩は生後18カ月までにパターンが固定され、生涯不変といわれています。満2歳からほぼ情報が変わらないため、ほぼ再登録が不要です。DNAが同じでも虹彩パターンはまったく異なり、左右の眼も異なるパターンをもつため、2つの虹彩がぴったり一致する確率は1078分の1といわれています。複製が限りなく難しいものを認証に利用することによって、不正抑止効果も期待できます。

〇〇の様子

完全なハンズフリー

カメラで捉えた虹彩情報で認証を行うため、認証媒体を持ったり機器に触れることなく、非接触で認証を行うことができます。手に荷物を持っていたり、手袋・マスク・ゴーグル・帽子・防護服などを着用していても「認証のための動作」は不要なため、目が露出していればスムーズに認証が可能です。利便性とセキュリティを両立した実用性の高いシステムです。

虹彩認証で課題をクリア
虹彩認証で課題をクリア
読取角度は身長に合わせて調整可能
虹彩認証で課題をクリア
目が露出していれば防護服でもOK

 

 

 

 

その他の物理認証や生体認証システムの課題点

虹彩認証以外にも認証システムにはテンキーやカードリーダなどの物理認証や指紋認証、静脈認証、顔認証といった生体認証があります。
虹彩認証と比較すると各々次のような課題点があります。

認証装置 課題点
物理認証 テンキー
  • 共通番号を使用するため、個人認証ができない
  • 機器によっては、表面の摩耗具合から番号が推測できる
カードリーダー
  • カード貸し借りによる「なりすまし」の発生
  • カード紛失時の再発行/無効化といった管理が煩雑で負担になる
生体認証 指紋認証
  • 指紋の偽造/採取などの危険性
  • 多くの人がセンサーに触れることによる衛生面での心理的抵抗がある
静脈認証
  • 季節や運動後など、体温の変化で認証精度が大きく変わる
顔認証
  • マスクやゴーグルなど着用時は認証制度が下がる
  • 写真でも認証ができる場合があり、単体ではセキュリティの担保が難しい

 

 

虹彩認証システムの強みを活かした利用シーン

オフィスや公共施設、学校、工場、ホテルなど様々な場所、様々な環境に適用できるのが虹彩認証です。精度の高い確実な本人認証とハンズフリーを実現する虹彩認証は、次のようなシーンで利用できます。

入退室の管理

虹彩認証は目が露出していれば認証可能なため、食品工場や研究機関などのクリーンルーム、医療の場など全身が作業着やマスクで隠れている場面でも活用されており、認証媒体をもたないため清潔で安全な入退室の管理が可能です。
ICカードやテンキーなどの物理認証での認証方式の場合、「なりすまし」の発生などのリスクが伴います。しかし、虹彩認証であれば複製が難しいため「なりすまし」を防止します。

 

本人認証管理

虹彩認証は確実な本人認証と認証スピードが速いという利点があります。
なりすましも防止でき、タッチレスで眼鏡やマスク、防護服の着用などの服装の影響を受けにくいため、利便性とセキュリティを両立した実用性の高いシステムです。特定者のみ入室可能な場所などでの本人確認に活用できます。

 

勤怠管理

虹彩認証を行った時刻を勤怠管理システムと連携することで、勤怠打刻情報として活用することが可能です。カードなどの認証方式と違い、本人の目のみで打刻が可能なためカード紛失の心配がありません。
また、指紋認証や静脈認証などの生体認証方式と異なり、個人の体調や気温による影響を受けにくいため、本人の認証率が高く安定しています。さらに、虹彩の形はほぼ一生変わらないため再登録がほぼ不要です。

 

 

 

 

 

虹彩認証システムの導入事例 (某食品工場様)

お客様からの要望

  • 手袋やマスクを装着したまま、タッチレスでの入退室管理を行いたい
  • 異物混入防止のため、ICカードやタグなどの認証媒体を持ち込ませたくない

虹彩認証システム導入の効果

  • 手袋・マスク・ゴーグルなどを着用した状態のままで認証が可能、完全なタッチレス認証を実現
  • ユーザー登録処理が非常に短く、場内見学者が実際に体験することで安全対策の対外的アピールが可能
システム構成イメージ
【システム構成イメージ】

 

 

 

虹彩認証システムの導入までの流れ

STEP

01

お問い合わせ

お問い合せ

お問合せフォームよりお問合せください。
利用用途や虹彩の登録予定人数、導入時期などの情報も記載いただくとスムーズです。

STEP

02

ヒアリング

ヒアリング

お客様の目的や現在の課題をお伺いします。
目的・課題に応じて最適な虹彩認証システムの製品・事例をご紹介いたします。

STEP

03

プランニング

プランニング

設置環境や既存設備などを確認の上、安全でスムーズな運用を実現する最適なご提案をいたします。

STEP

04

虹彩認証システム導入

虹彩認証システム導入

現地調査に基づき、配線・電源工事・ネットワーク整備、虹彩認証システムの導入を行います。また必要に応じてネットワークカメラ/電気錠の調達や、各機器の設置工事を経験豊富なエンジニアが担当します。

導入のご相談などございましたらお気軽にお問合せ下さい。

 

 

 

 

虹彩認証システム 外観図

外観図
外観図

スペック

虹彩認証システム iCAM7000S-B

1寸法(幅×高×奥) 178×211×64㎜
重量 約1.6㎏
音声ガイダンス 日本語/英語/韓国語
虹彩読取距離 28cm~38cm
データベース容量 100万ユーザー
認証ログ容量 端末内:100万
外部サーバ:無制限
動作環境(温湿度) 温度:0℃~45℃
湿度:0~90%(結露なきこと)
上下調整確度 +35°~-25°(モーターによる半自動)

管理ソフト EAC(Entry Access Control)

対応OS Windows2000/XP/Vista/7/8.1/10
Windows Server2008/2012
CPU 1.8GHz以上(Intel Core i5以上)
メモリ 2GB RAM 以上
HDD 20GB以上の空き容量
内蔵ドライブ CD/DVD 1ドライブ以上
LAN 100Mbps以上
データベース Microsoft Access Database(mbd)
Microsoft SQL Server(MDAC v2.6以上)

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