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医療現場の基幹システム安定稼働を支える延長保守サービスとは

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国内で新型コロナウイルスが確認されてから約3年が経過しました。この3年間で8度の感染拡大の波を経験し、2023年も依然として感染は広がりを見せています。医療業界は病院と医療従事者の不足が懸念される、超高齢化社会に突入する2025年問題を前に、ひっ迫しています。そのため、医療従事者の業務を効率化し、より必要性の高い分野へのタスクシフトを推進することが求められています。

医療現場には医療機器管理システムや電子カルテシステム、医療用画像情報管理システムなどといった多くの医療情報システムが導入されています。各種医療情報システムを根幹で支えているのが、ITインフラであり、それらにはサーバやストレージ、ネットワーク機器などのIT機器が使われています。医療情報システムとITインフラはいまや医療現場に必要不可欠となっています。

その中で、医療現場の中核として長年使用している機器に不具合が生じたことでシステムが停止し、人手による対応を余儀なくされ業務負担が増えてしまったり、特殊なシステムを使用しているためIT機器のメーカー保守期限が終了しても機器を入れ替えられず、自力で保守を行ったり、故障のリスクを抱えながら業務にあたることは、病院や医療従事者にとって精神的にも非常に大きな負担となります。

本来注力したい患者様への対応とそれに付随する必要性の高い業務に最大限の時間を使えるよう、今回はIT機器の安心安全な利用を実現する延長保守サービスをご紹介します。


 

医療現場が直面しているIT機器利用の課題

医療現場には各種医療情報システムを支えるサーバやストレージ、ネットワーク機器などの多数のIT機器が混在しています。様々なメーカーのIT機器を使用しているかと思いますが、だいたいのメーカーは保守期限を5年~7年に設定しています。
保守期限が終了したIT機器はリプレイスするのが一般的ですが、すぐにはリプレイスに対応できない場合もあるかと思います。しかし、保守期限が切れたIT機器を使い続けるのには、突然の不具合や故障などのリスクがともないます。


※保守期限切れで起こるリスクについてはこちらのブログで詳しく紹介しております。合わせてぜひご覧ください。


現在、このようなお悩みはありませんか。

  • 現行システムは安定稼働していて更改する必要性を感じていないのに、IT機器のメーカー保守期限がもうすぐ終了してしまう。
  • メーカーより機器の保守部品の確保が出来ず、保守期間の延長が難しいと言われた。
  • システムやアプリの更改準備は進めているが、その前に現行IT機器のメーカー保守が終了してしまうため更改までの期間だけ保守期間を伸ばしたい。
  • 現在使用しているIT機器のメーカー保守が終了するため、リプレイスをしなければならないが予算が確保できない。
  • メーカーの保守期限は終了したが同じ機器を使い続けたい。

このようなお悩みを解決できるのが延長保守サービスです。



延長保守サービスとは

IT機器メーカーの保守期限が切れた後に、メーカー以外の第三者機関が保守を行うサービスのことを延長保守サービスと言います。一般的に EOSL(End Of Service Life)保守とも言われています。
延長保守は障害発生時にIT機器の故障の原因部品を特定し、独自の商流などから該当部品を調達し、修理などの対応を行います。
病院のネットワークで欠かせないネットワーク機器や、病院内で使用している各種基幹システム(医療情報システム)を構成する重要データが保管されているデータベースやストレージ機器などの、長期安定稼働を可能にします。


※延長保守(EOSL)についてはこちらのブログで詳しく紹介しております。合わせてぜひご覧ください。



延長保守サービスを利用するメリット

コスト削減

IT機器の使用においては約5~7年ごとにリプレイスをするのが一般的ですが、延長保守を利用することで継続利用が可能になります。IT機器のリプレイスには機器の購入費のほかシステム構築や導入展開などの初期費用が発生しますが、入れ替えのサイクルを伸ばすことでコスト削減に繋がります。


メーカー保守期限終了後もIT機器を継続利用できる

メーカー保守期限が切れたIT機器でも、正常に稼働していれば使用し続ける事は可能ですが、万が一不具合が起きてシステムが停止した際、迅速な復旧は望めません。そのため、大きなリスクを抱えることとなり、場合によっては手術や外来診療などの停止といった大きな問題へと発展します。
しかし、延長保守サービスを利用すると、メーカーに代わり第三者が部品の調達や保守作業を行い、メーカー保守期限が切れたIT機器の安定稼働を支援します。


次期システムやアプリの更改までのつなぎとして活用

次期システムへの入れ替えに際し、システムを搭載している現行機器のメーカー保守期限が切れる前に更改できればそれに越したことはありません。しかし、後継機器に対応するためにシステムの改修が発生してしまったり、システムやアプリケーションの動作確認やテスト運用などで思いのほか時間を要してしまう事があります。
次期システム本稼働前にメーカー保守期限が終了してしまう場合は、延長保守サービスをIT機器のメーカー保守期限切れから次期システムやアプリケーションの更改までのつなぎとして活用できます。


現在使用している使い慣れた機器を利用し続けられる

後継機や新システムが発売されるたびに性能や利便性はどんどん高くなっていきます。しかし、現在使用しているものと使い方が異なると、使いこなせるようになるまで時間がかかり、一時的に現場の業務負荷が増す事が想定されます。
また、メーカー保守期限が切れてしまった後でも正常に動いている機器なら使い続けたいという場合もあると思います。そのような場合に延長保守サービスを活用することで、現在使用している機器を安全に使い続けることができます。




当社の延長保守サービスとは

当社の延長保守サービスはIAサーバをはじめ各種サーバ、ネットワーク機器、ストレージ、スイッチ、さまざまなIT機器の保守をマルチベンダーで提供いたします。


メーカー保守終了直後からスピーディーな対応が可能

当社は保守寿命を迎えた製品だけでなく、現行製品保守としてメーカー保守期限内の保守サービスにも従事しています。
一般的に、第三者保守サービスを提供する業者では、保守終了製品が市場に流通し始めてから自社で製品ごとのスキルやノウハウを蓄積していくのが通例です。
現行製品の保守にも従事している三和コンピュータであれば、これから延長保守が必要となる多くの製品のスキルやノウハウを、すでに蓄積しています。このため、保守終了直後からスピーディーに延長保守サービスの提供が可能です。


メーカー保守の実務経験があるエンジニアが多数在籍

延長保守に携わるスタッフには、メーカー保守の実務経験がある保守員が数多く在籍しています。
国内で販売されている一般的なメーカーの機器については、長年の現場経験でスキルを蓄積しており、高品質な保守サービスの提供を実現しています。


24時間365日対応のサポート体制

24時間365日対応のヘルプデスクを社内に設けており、修理が必要な場合には迅速にスタッフが駆けつける体制を整えています。東京・大阪の近郊であれば、ご連絡をいただいてから4時間以内を目標に駆けつけるよう尽力します。
オンサイト保守だけでなく、センドバック保守や予備機の販売などについても対応可能です。

また当社では延長保守サービスの他にヘルプデスクセンターにて、他社システムや混在するメーカーのハードウェア機器やネットワーク機器のトラブルまで、窓口一本化によるマルチベンダー一次受付対応を行っています。そのためトラブル時に、お客様がさまざまなメーカーへ問い合わせるといった煩雑な業務を解決できます。メーカーに修理依頼が必要な場合には、当社ヘルプデスクを介して依頼することも可能です。


延長保守の導入事例

当社の延長保守の事例です。延長保守を行った対象機器、お問い合わせ内容と提供したサービスを紹介しております。




延長保守サービス対応可能な機種について

延長保守

企業で使用するIT機器には従業員がそれぞれ使用するパソコンから、事務所にいくつか設置してある複合機、プリンター、通信やデータ保存を行うためのルータ、サーバ、ストレージなど様々な機器があります。延長保守サービスでは各機器、メーカーごとに部品在庫を調べ調達し修理や保守を行います。三和コンピュータの延長保守サービスではNEC、Fujitsu、HPなど様々なメーカーのサーバ、ストレージ、スイッチ等の保守が可能です。




まとめ

医療現場において、稼働しているシステムがIT機器の不具合によって長期停止することは、現場に大きな損害を生み、場合によっては手術や外来診療などの停止といった大きな問題へと発展します。

また、メーカー保守期限終了後は機器の故障がいつどこで起こるかわからないため、監視や修理対応が可能な人員の確保も必要になります。

本来注力したい患者様への対応とそれに付随する必要性の高い業務に最大限の時間を使えるよう、延長保守サービスを利用してみませんか?適切な業務にリソースを配分することができ、安全にIT機器を使用し続けることが可能になります。

メーカーの保守期限切れの迫ったIT機器の継続利用などをご検討の際には、ぜひお気軽にお問い合わせください。



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