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医療現場の基幹システムを支える延長保守(第三者保守)サービスを解説

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最終更新日:2025年4月7日
本記事は2023年1月31日に公開された記事を再編集しております。

医療現場ではシステムの安定稼働が不可欠ですが、IT機器の老朽化やメーカー保守終了などの問題がしばしば発生します。

こうした状況に対処するためには、機器を長期的に利用し続けられる仕組みが必要となり、延長保守(第三者保守)サービスがその要となります。

本記事では、延長保守(第三者保守)サービスの意義やメリット、さらに当社が提供するサービスの特長について詳しく解説します。



医療現場が直面しているIT機器利用の課題

医療の現場ではさまざまなシステムや機器が導入されていますが、老朽化やリプレイスによるコスト増加などの課題も見逃せません。

医療機関では、電子カルテや画像診断などの運用に欠かせない多くのIT機器が稼働しており、これらは医療サービスの質や効率に大きく影響します。しかし、メーカー保守期限が切れてもなお長く使い続けることは機器の故障リスクが高まるため、適切な保守が行われなければ突発的なトラブルにつながる可能性があります。

また、医療機器の導入やリプレイスには高額なコストが伴うことから、必要以上に最新機種に切り替えるのは現場にとって大きな負担となるケースも少なくありません。

こうした問題に対して有効な手段の一つが第三者による延長保守(第三者保守)サービスです。メーカー保守終了後でも部品交換やメンテナンスを継続して受けられることで、既存設備を活かしたコスト効率の高い医療サービスの提供が可能になります。



延長保守(第三者保守)サービスとは

メーカー保守期間終了後も、引き続き機器を安全に利用するための保守サービスが延長保守(第三者保守)です。メーカーによる標準保守は、あらかじめ定められた期間のみサポートを提供する仕組みです。しかし、医療機関では機器を長期間使うことが多く、メーカーの保守期間終了後も継続的なメンテナンスを必要とするケースが多々あります。その際に役立つのが延長保守(第三者保守)サービスです。

これは、保守に特化した第三者企業が修理や定期メンテナンスを請け負うことで、機器をより長く安心して活用できるようにする取り組みを指します。延長保守(第三者保守)は、万が一の故障時にも修理対応が期待できるため、医療現場の業務中断リスクを大きく低減させ、安定稼働を支える重要なサービスとなっています。



延長保守(第三者保守)サービスを利用するメリット

医療機関が延長保守(第三者保守)サービスを利用する場合、多くのメリットがあります。


コスト削減

新しい機器を導入するためにかかる初期費用の削減が期待できます。既存機器を長期にわたり最大限に活かすことで、投資を抑えるだけでなく、現場スタッフの再教育や業務負荷なども低減可能です。多くの医療機関は予算が限られているため、延長保守(第三者保守)でメンテナンスコストを平準化することで、突発的な費用負担を避け安定的な運用を行いやすくなります。


メーカー保守期限終了後もIT機器を継続利用できる

メーカー保守終了と同時に機器をリプレイスするのは必ずしも最適解とは限りません。まだ使える機器を延長保守(第三者保守)によってカバーすれば、故障リスクを低減しながら運用を継続できます。医療の現場では、一部の機器やシステムを長期的に活用することが多く、故障時の対応力が担保されることで治療や業務にも滞りが生じにくくなります。

さらに、メーカーからの部品提供が途絶えても、第三者保守企業が代替パーツや修理拠点を確保してくれる場合があり、機器の長寿命化に寄与します。


次期システムやアプリの更改までのつなぎとして活用

病院やクリニックでは、システムの大規模刷新や新規アプリケーションの導入を行うタイミングが限られています。延長保守(第三者保守)を活用すれば、IT機器のメーカーの保守期限が切れていても、次の大型リプレイスまで既存システムを無理なく使用することが可能です。

また新システム導入には、プラン策定やデータ移行など時間とコストが必要となるため、その過渡期を延長保守(第三者保守)によってサポートすることで、スムーズに移行計画を進められます。


現在使用している使い慣れた機器を利用し続けられる

医療スタッフにとって、日常の業務で使い慣れた機器を維持することは大きな安心材料です。新しい機器への切り替えに伴う操作研修やトラブル対策などの手間を削減できる点は見逃せません。延長保守(第三者保守)を利用すれば、こうした「慣れ」の優位性を活かしつつ、万一の故障時にはサポートを受けられる体制を維持できます。

現場にとっては、リスクや手間を最小限にとどめながら安定した医療サービスを提供できる点で、メリットは非常に大きいといえるでしょう。



三和コンピュータの延長保守(第三者保守)サービスとは

三和コンピュータでは豊富な保守実績をもとに、メーカー保守終了後のIT機器を安心して利用いただけるサービスを提供しています。


メーカー保守終了直後からスピーディーな対応が可能

一般的に、第三者保守サービスを提供する業者では、保守終了製品が市場に流通し始めてから自社で製品ごとのスキルやノウハウを蓄積していくのが通例です。現行製品の保守にも従事している三和コンピュータであれば、これから保守が必要となる多くの製品のスキルやノウハウを、すでに蓄積しています。このため、保守終了直後からスピーディーに延長保守サービスの提供が可能です。

メーカー保守終了のタイミングでスムーズに延長保守に移行させることによって、医療現場に混乱を与えずに引き続き安定的な稼働を実現します。故障時のオンサイト対応や代替機器の提供などもスピーディーに行うため、現場を止めないことを第一義に考えたサービスを展開しています。


メーカー保守の実務経験があるエンジニアが多数在籍

当社にはメーカーの保守部門で実務経験を積んだエンジニアが数多く在籍しており、それぞれが専門知識と技術力を兼ね備えています。高度なトラブルシューティング力や修理対応のスキルを活かし、部品交換やサーバ障害への即応力に優れているのが特徴です。医療現場の厳しい要件を理解したうえで的確なサポートを実施し、大切な機器の稼働を強力にバックアップします。


24時間365日対応のサポート体制

医療機関では機器トラブルがいつ起こるか分からないため、24時間365日のサポート体制は不可欠です。
当社では、ヘルプデスクを社内に設けており、必要に応じてオンサイトで対応できる仕組みを整えています。突然のシステム障害や部品故障が発生しても、院内業務を止めないように迅速に対策を講じます。この常時対応を可能にするため、各拠点やパートナー企業と連携し、医療現場へのスピード感あるサポートを実現しています。


延長保守サービス対応可能な機種について

当社ではIAサーバをはじめ各種サーバ、ネットワーク機器、ストレージ、スイッチなどさまざまなIT機器をサポートしています。機種ごとに異なる仕様を把握し、独自の部品調達ルートを確保して迅速に対応できる体制を整えていますので、サービスをご検討の際はお客様の機器情報をご提供いただければ、詳細なサポート可否をお知らせいたします。



まとめ

延長保守(第三者保守)サービスは医療現場の安定運用を支えるために不可欠な存在となっています。メーカー保守終了後に機器を利用し続けることは、一見リスクが高いようにも感じられますが、延長保守(第三者保守)サービスを活用すれば安定性とコスト効率の両立が可能です。故障による業務中断を防ぎ、使い慣れた環境を維持することで医療品質を保つことに寄与します。

医療現場が求める安心、安全を実現する上で、延長保守(第三者保守)はますます欠かせない選択となるでしょう。もし現在お使いの機器がメーカー保守終了に近づいている、あるいは終了している場合は、一度延長保守(第三者保守)サービスの利用を検討してみませんか。

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