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"繋がりにくい"を改善するオフィスWi-Fi環境の再構築メリットとは?

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オフィスのネットワークインフラはビジネスをスムーズに進めるために重要な役割を担っています。近年ではオフィスでも有線ケーブルではなく、無線LANやWi-Fiを使用したネットワーク接続が主流となっています。どれほど優れた業務システムを運用していても、肝心のWi-Fiが不安定では、生産性の向上やテレワーク対応に支障をきたしてしまいます。そこで、移転やレイアウト変更のタイミングに合わせてWi-Fi環境を見直すメリットをしっかりと把握しておきましょう。

本記事では、オフィスのWi-Fi環境を再構築するうえで押さえておきたいポイントを解説します。


オフィスWi-Fiを見直すべきタイミング

オフィスWi-Fiの見直しは、最適な通信環境を保つために欠かせません。特に移転やレイアウト変更の際には、電波状況の変化やデバイス増加への対応が求められます。
移転によってオフィスの間取りや壁の材質などが変わると、既存のアクセスポイントをそのまま利用するだけでは電波が届きにくい場所が生じる可能性があります。レイアウト変更の場合も、会議室や執務エリアの見直しにより接続端末が集中する箇所や電波干渉の発生箇所が変化することがあります。これらを踏まえてWi-Fi環境を再構築することで、安定した通信環境を維持しやすくなります。


移転やレイアウト変更による影響

オフィス移転やレイアウト変更により、部屋の配置や壁の位置が変わる場合、Wi-Fiの電波が届きにくくなるエリアが新たに生まれることがあります。また、リモート会議やオンラインストレージ、クラウドサービス利用の増加によって、これまでよりも広い帯域幅を求められるケースも少なくありません。こうした背景から、移転・レイアウト変更のタイミングでWi-Fi環境を見直し、より効率的にネットワークを活用できるようにする企業が増えています。


隣接店舗・オフィスによる環境変化の影響

自社のWi-Fi利用環境に変化がなくとも、隣接する店舗や他社オフィスが使うWi-Fiや電子機器の増加によって、電波干渉が起こりやすくなる可能性もあります。特にビル内で複数の会社と同じフロアを共有している場合、同じチャネルを使用するアクセスポイントが重複し、速度低下や接続の不安定化を引き起こすこともあります。周辺環境の変化を踏まえ、チャネル設定やアクセスポイント配置の最適化を検討しておく必要があります。


IT機器の入替、接続機器の増設

社内で使用するパソコンやスマートフォン、タブレット、プリンタなどの機器が増えると、ネットワークにかかる負荷は自然と高まります。さらに、クラウドサービスへのアクセスやオンライン会議・ビデオ会議などの利用が増えると、一度に大量の通信が行われることも珍しくありません。こうした状況を想定しながら、機器の同時接続台数の上限や帯域幅の確保などを考慮し、Wi-Fi環境を常に最適に保つための見直しが重要です。



Wi-Fiレイアウト設計のポイント

オフィス内の電波状態を把握し、アクセスポイントやLAN配線を最適に配置することが、快適なネットワーク環境を作るカギです。

オフィスの広さや壁の材質、部屋の区切り方などによって電波の届きやすさは異なります。従業員が端末を利用する場所や台数に応じて、適切にアクセスポイントを配置することで通信のデッドゾーンを解消できます。近年ではオフィスのネットワークもWi-Fiによる無線LAN接続が主流になっていますが、必要に応じて従来の有線LANを併用することで、より快適なネットワーク環境の設計が可能になります。


アクセスポイント(AP)の配置と電波干渉の対策

アクセスポイントを複数置く場合は、最適なチャネルを選択し、電波強度を適切に設定することが重要です。アクセスポイントの周辺に同じ周波数やチャネルを使う機器があると、無線の干渉が発生し、接続が不安定になったり通信速度の低下が起こります。アクセスポイント(AP)同士の距離やチャネル設定を最適化して、オフィス全体をカバーしながら電波干渉を最小限に抑えましょう。


LAN配線ルートの最適化とケーブルの種類選定

次世代の高速通信に対応するには、高品質のLANケーブルを使用することが重要です。カテゴリ6A以上のケーブルを選ぶと、将来的な通信速度の向上に柔軟に対応できる場合が多いです。また、オフィスの動線や可能な配線ルートを事前に検討することで、通行の邪魔にならずにメンテナンスもしやすいネットワーク環境を構築できます。


Wi-Fi7など最新規格への対応を検討する

Wi-Fi7のような最新規格は、これまで以上に高い通信速度や多くのデバイス同時接続に対応できる可能性があります。急速に進む技術発展に備え、移転やレイアウト変更の機会を捉えて、将来的なアップグレードを視野にいれた機器選定を行うことが重要です。最新規格への対応を含めた計画を立てることで、長期的に安定したオフィスWi-Fi環境を保持できます。



ネットワークセキュリティ強化のポイント

オフィスWi-Fiを運用するうえでは、通信速度や安定性だけでなく不正アクセスや情報漏洩を防ぐためのセキュリティ対策が必須です。 高効率のネットワークを実現しても、セキュリティが甘ければ企業情報の漏洩リスクが高まります。暗号化や認証方式の適切な設定を行い、外部からの攻撃をブロックできる仕組みを導入することで安全を確保できます。オフィス全体のネットワーク構成を見直す際には、セキュリティ面の強化を同時に検討することが大切です。


認証方式・暗号化設定の見直し

Wi-Fiの暗号化方式には、WPA2やより安全性の高いWPA3などがあります。これらの方式を正しく設定し、十分に複雑なパスワードを定期的に更新することで、第三者による不正なアクセスを大幅に抑えられます。さらに、ゲスト用ネットワークと社内用ネットワークを分離するなどの工夫も検討すると、ネットワーク侵害のリスクを低減できます。


UTMやVPN導入で外部脅威からオフィスを守る

UTM(統合脅威管理)は、ファイアウォールや侵入防止システムなど複数のセキュリティ機能を一元的に管理できるソリューションです。 社外から社内のネットワークにアクセスする際にVPNを併用すれば、安全な通信経路を確保できます。これらの導入により、不正アクセスや情報漏洩といったリスクを大幅に減らすことが可能です。



Wi-Fiネットワークのトラブル対策

移転やレイアウト変更後も安定的にWi-Fiを運用するためには、日常的なメンテナンスやトラブル時の対処法を明確にしておくことが重要です。 万一、Wi-Fiが繋がりにくくなったときや機器故障が発生したときに、すぐに対処できる体制を整えておけば業務への悪影響を最小限に抑えられます。設定内容や機器配置図をわかりやすくまとめたマニュアルを作成し、定期的なバックアップを実施することで、問題発生時にも迅速に復旧しやすくなります。


定期メンテナンスと危機管理の重要性

ファームウェアの更新や機器の動作状況を定期的にチェックすることで、予期せぬトラブルを未然に防げます。古い機器や故障の兆候がある機器は早めに交換を検討し、最新の状態を維持することが理想的です。こうした地道なメンテナンスの積み重ねが、長期にわたって安定したWi-Fi環境を保つ秘訣になります。


専門業者への依頼を検討するメリット

Wi-Fiやネットワークに関わる知識や経験が十分でない場合、専門業者に依頼することでより効率的に問題を解決できます。設計から保守までを一括して依頼すれば、社内のIT担当者の負担も軽減され、コスト管理もしやすくなるのが利点です。移転やレイアウト変更などの大きな節目には、専門家の力を借りて安定かつ安全なネットワークを構築するとよいでしょう。



まとめ

オフィスのWi-Fi環境は業務効率やセキュリティに直結する重要なインフラです。移転やレイアウト変更を契機に、より快適で安全な通信環境を構築するチャンスを逃さないようにしましょう。

本記事で紹介したポイントを踏まえてネットワーク設計を見直すことで、通信速度や安定性、セキュリティ面を一挙に向上させることが可能です。周辺環境の変化やIT機器の増加に適応し続けるには、定期的な点検とアップデートが大切になります。これからのハイブリッドワーク時代に合わせて、常に柔軟かつ最適なオフィスWi-Fi環境を整えていきましょう。



三和コンピュータの取り組み

ネットワークの不具合やトラブルは、スイッチングハブやルーターなどの物理機器の故障や人的ミスによるものだけでなく、接続機器の増加による過負荷、周辺環境の変化、古い規格の継続使用による非対応など、さまざまな要因が絡み合っています。

三和コンピュータでは、ネットワークの設計・構築から工事・保守までをトータルでサポート。最新規格「Wi-Fi 7」に対応したWi-Fiサーベイ(電波調査)など、快適なネットワーク環境の実現に向けたサービスも提供しています。

「つながりにくい」「速度が遅い」「原因が分からない」など、ネットワークに関するお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。専門スタッフが丁寧に対応いたします。


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