既設電気錠を活用 顔認証システム+入退室管理システムで セキュリティ向上を実現
すずらん保育園 様
すずらん保育園様は大阪府にある「健康で生きいきと仲間を大切にし思いやりのある子ども」を保育理念とされている保育園です。園全体のセキュリティ向上のため、まず着目したのが入園者の管理でした。
保育園入口に顔認証+入退室管理システムを導入し、セキュリティの向上・業務改善を実現されました。導入の経緯と効果について社会福祉法人なかよし福祉会 すずらん保育園 園長の水崎様にお伺いしました。
導入前の課題
- 門の解錠は従業員(スタッフ)が目視で行っており、セキュリティ面で不安があった
- 登園時に入退室確認のため、常時職員を交代で待機させる必要があった
- 門の監視員不在時に登園者がインターホンを押した場合は、応答・解錠されるまでの間待ち時間が発生していた
導入後の効果
- 登園者の顔をシステムに登録・認証することで解錠の確実性が向上した
- 登園者の門の解錠を自動化できたことで職員の負担が減った
- 登園者が入門するまでの待ち時間を減らすことが出来た
- ログを確認することで誰がいつ来園したか確認出来るようになった
導入の経緯
記憶に頼る目視確認にセキュリティの不安を抱えていた
オフィスや病院などでセキュリティ強化がされる一方、保育園や幼稚園といった児童福祉施設や学校教育施設でのセキュリティ対策やIT化は一歩遅れをとっているのが実情ではないかと思います。しかしながら、近年、保護者からもセキュリティ対策についてより一層求められるようになり、施設運営者としてもどのように対応すべきか検討をしていました。
当園では、もともと入口に電気錠を設置しており、登園する際はインターホンにて連絡をいただき、職員が都度確認のうえ解錠していました。当施設の園児および保護者は1~2年周期で入れ替わったり、引率の保護者が日によって異なることなどもあります。記憶をたよりに目視で本人だと判断して解錠する運用や、インターホンに応対するための人員を確保しなければいけないといった部分に悩みを抱えていました。
また、昨今は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、非接触や非対面が求められ、マスク着用による顔情報の不明瞭さからも人の目による確認からシステムを利用したものへと変更する必要があると感じていました。
システム化の検討を進めていく中で、ICカードや指静脈認証への入替検討もありましたが、ICカードについては紛失、貸出などのなりすましリスク、指静脈認証には非接触という部分が課題になるため、 顔認証システムによるIT化を実現してくれる企業を探していました。
毎日、保護者が使用するため認証速度と認証精度の高さは重要視したいポイントの一つです。また運用面としても毎年新しく入園・卒園する園児および保護者への対応をいかに行うかといった点も気になっていました。
世界トップレベルの認証技術を持つNEC製の顔認証システムのデモを見て、認証速度や認証精度、操作性といった気になっていた部分も確認することができたため、導入実績も多い三和コンピュータさんにお願いすることにしました。
導入の効果
登園者のスピーディーかつ確実な本人確認と自動解錠を実現
既存のインターホンと電気錠はそのまま利用。その横に新たにIPカメラを設置、顔認証システムと入退室管理システムを連携。事前に顔情報を登録している保護者が登園した際に、入口カメラに顔をかざしてもらうことで電気錠の解錠が可能になりました。
導入前はスタッフによる目視での確認が必要だったため、門の監視員不在時に登園者がインターホンを押した場合は、応答・解錠されるまでの間待ち時間が発生していました。
しかし、顔認証システムを導入することで事前に顔情報を登録している保護者であれば、カメラに顔をかざして認証を行い門を自動解錠できるため、登園時の入門がスムーズに行えるようになりました。これにより保護者に対しては解錠待ち時間の軽減、園内ではスタッフの業務軽減、園全体ではセキュリティの向上が実現できました。
システム概要
お客様のご要望をお伺いし最適な形でNECの顔認証+入退室管理システムを導入。入り口にIPカメラを設置し既設の電気錠と連動を行うことで顔認証での入退管理を実現いたしました。また、工事および顔認証システムに精通した要員を構成し短工期にて設置を行うことで、園運営を止めることなく導入作業を実施。
顔認証+入退室管理システムを導入することで入園者の履歴が管理できるため、誰がいつ来園したかなども画像ですぐに確認することができ、さらなる利便性の追求、セキュリティの向上に貢献いたします。
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