メニュー

閉じる

  1. HOME
  2. お役立ち情報
  3. お役立ちコラム
  4. ゴルフ場のクラブハウス混雑緩和に向けた取り組み

お役立ち情報

ゴルフ場のクラブハウス混雑緩和に向けた取り組み

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

近年のIT技術の進化、少子高齢化による労働力確保のための生産性向上や働き方改革に加え、昨今のコロナウイルス感染症対策といった様々な要因から、多くの企業・業界でITの導入が進められております。

この記事では、ゴルフ場のクラブハウスにおける混雑緩和に向けた取り組みについてご紹介したいと思います。


コロナ禍におけるゴルフ場の経営

2000年以降、ゴルフ場はゴルファー高齢化に伴う利用者数の減少や娯楽の多様化などで苦境が続く中、コロナウイルスが蔓延したことにより更に状況の悪化が予想されていました。

しかし、ゴルフは1組4人以下で行う屋外スポーツのため、3密(密閉・密集・密接)を避けることができるとして関心が高まりつつあります。 特に若年層や女性ゴルファーが増えたと聞かれるようになりました。

コロナ禍のゴルフ場運営ではコンペティションや会食をなかなか行えないことや18ホールを一気にプレーするスループレー(昼休憩・食事なしでのプレー)の増加により、客単価は下がったものの、来場者が増加したことで収益性が回復傾向にあります。



コロナ禍でゴルファーが気にすることは

現在もコロナウイルスの蔓延は続いており、地域によっては、ひきつづき「緊急事態宣言」や「蔓延防止」の措置が取られています。

楽天株式会社が2020年6月に実施したゴルファー向けのアンケートによると、 コロナ禍のゴルフプレーで、クラブハウス内において、「レストラン」「浴室」「ロッカールーム」「チェックイン時(フロント)」でのコロナ対策を気にしているプレイヤーが多く存在するとの結果が出ています。

コースに出てしまえば屋外でクラブを振るというゴルフの特性上、密になることは少ないですが、クラブハウス内でコロナウイルスに感染することを気にしているゴルファーが多いことが分かります。



アンケート内容:Q ゴルフ場来場時、ゴルフ場のコロナ対策において気になるところがあれば教えてください(複数回答可)
※上位6項目抜粋
参考:楽天株式会社「楽天GORA、国内ゴルフ場の新型コロナウイルス感染症対策状況をユーザー向けに公開」https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001248.000005889.html (2021/7/26)



ゴルフ場で実施されている感染症対策

スタッフの健康管理・業務における注意事項

  • 毎日の「体温測定」と「体調」を記録管理する。
  • 「手洗い・手指消毒」、「マスク着用」の徹底。


クラブハウス内の衛生管理

  • テーブル・椅子・階段手摺・ロッカーノブ・ドアノブ等は、重点的に消毒作業する。
  • 飲食時は、対面にならないようにし、会話も控える。
  • トイレの「ペーパータオル」「個人用タオル」を使用し、ハンドドライヤーは使用中止する。
  • フロントでの受付、精算時にソーシャルディスタンスを確保する。


プレー中の衛生管理

  • 練習グリーン用マーカーを撤去する。
  • バンカーレーキは撤去して、足で均すことを推奨する。
  • ピンは抜かずにワングリップOKのプレー推奨。


ここに書いているコロナウイルス対策は一部ですが、 ゴルフ場は日々様々な対策を行い、ゴルファーが安心してプレーできる運営を心がけています。



ICTを活用したコロナ対策

前項であげられているような感染症対策に加えて、ICTを活用した対策を導入することで、より安全なゴルフ場運営を実現することができます。

サインレスチェックインでフロント滞在時間を短縮

会員カード(ICカードやバーコード等)を使ったサインレスチェックインを行うことで、 ゴルファーがフロントに滞在する時間を減らすことができます。 さらに、顔認証システムを使うことで、顔を認証装置にかざすだけでチェックインが可能になりスタッフとゴルファーの接触時間を大きく短縮することで、感染リスクを低減することができます。

※三和コンピュータではゴルフ基幹システムと連携する顔認証チェックインの近日リリースを予定しています。



過入場検知カメラでロッカールームや浴室、レストランの密防止

あらかじめプレーができる服装で来場し、ロッカールームに滞在する時間を減らす工夫をしているゴルファーも増えましたが、真夏のプレー後においては、入浴後に新しい服に着替えたいものです。

ゴルフの特性上ホールアウトは各組おおむね7分~10分の間隔となります。18ホールであれば2組、27ホールであれば3組ずつとなるため、一気に混雑することはあまり起こりませんが、薄暮プレーのゴルファーのチェックイン時間と被ることでロッカールームなどが混雑する可能性があります。

混雑具合を見える化することで、リラックススペースやレストランで時間調整をしてもらうことにより、密防止が期待できます。



まとめ

コロナウイルスの完全な沈静化にはまだまだ時間がかかると想定されます。ICTを活用したコロナウイルス対策は、お客様への安全性アピール以外にも、スタッフを感染症から守ることができ経営の安定化につながります。

三和コンピュータは 、ゴルフ場の運営に関わる様々なご提案が可能です。 ぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。



  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ビジネスの課題を
ICTで解決しませんか?Contact