院内ネットワークの”あるある”から学ぶ再構築のベストプラクティス

院内ネットワークの“あるある”から学ぶ、再構築のベストプラクティス

病院の情報システム担当者にとって、ネットワークは「空気のような存在」。普段は意識しないけれど、問題が起きると業務に大きな影響を与えます。

今回は、病院の院内ネットワークでよくあるトラブルや不調、課題を取り上げながら、再構築の際に押さえておきたいベストプラクティスをご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.院内ネットワークの“あるある”シーン
    1. 1.1.あるある①:Wi-Fiがつながらない場所がある
    2. 1.2.あるある②:ネットワークが遅い、原因不明の通信障害
    3. 1.3.あるある③:セキュリティ対策が不十分
  2. 2.再構築のベストプラクティス
    1. 2.1.ステップ1.現状把握から始める
    2. 2.2.ステップ2.ネットワーク再設計・段階でのポイント
    3. 2.3.ステップ3.運用を見据えた仕組みづくり
  3. 3.まとめ:ネットワークは“見えないインフラ”だからこそ計画的に
  4. 4.SCC Wi-Fi診断サービス資料をダウンロード

院内ネットワークの“あるある”シーン

病院の院内ネットワークでは、Wi-Fi接続不良や通信速度低下、セキュリティリスクといった課題が頻発します。こうしたトラブルは業務効率や患者安全に直結するため、原因を把握し再構築の必要性を理解することが重要です。次項では、よくある問題の具体例を紹介します。

あるある①:Wi-Fiがつながらない場所がある

「電子カルテを入力しようとしたら、Wi-Fiが切れてしまった…」

病棟や手術室など、電波が届きにくいエリアは病院では珍しくありません。建物の構造や医療機器の影響で電波干渉が起きやすく、結果として業務効率が低下します。

古いアクセスポイントのまま増設を繰り返していたり、電波調査(Wi-Fiサーベイ)を行わずにアクセスポイントを設置していることも原因のひとつとして考えられます。

あるある②:ネットワークが遅い、原因不明の通信障害

「画像診断データの転送に時間がかかる」「急にネットワークが不安定になる」

こうした症状は、ネットワーク機器の老朽化や設定の不統一が原因であることが多いです。特に病院では、部門ごとに独自のネットワークを構築(例:レセプトと放射線でネットワークを切り分け)してきた結果、複雑化してしまうケースが目立ちます。

あるある③:セキュリティ対策が不十分

「院内ネットワークに外部機器を接続してしまった」

医療情報は極めてセンシティブ。にもかかわらず、セキュリティポリシーが徹底されていない病院も少なくありません。VPNや認証機能の不足は、情報漏えいリスクを高めます。

また、入院患者や外来患者向けにフリーWi-Fiを開放している場合も注意が必要です。

再構築のベストプラクティス

「あるある」課題を解決するためには、計画的な再構築が不可欠です。ネットワーク再構築のベストプラクティスとして、現状把握から設計、運用まで、安定性・セキュリティ・柔軟性を確保するための具体的なステップを紹介します。

ステップ1.現状把握から始める

ネットワーク再構築の第一歩は「現状の見える化」です。現状把握をすることで問題点の特定と優先順位付けが可能となります。再構築計画の精度を高め、無駄な投資防止につながります。

  • 機器の棚卸し
    古いスイッチやアクセスポイントの有無を確認し、バージョンアップやソフトウェアアップデートの適応状況もチェックしましょう。
  • トラフィック分析
    どの部門でどれだけ通信が発生しているかを把握しましょう。ネットワーク機器の管理画面で確認し、必要に応じて専用の監視ツールの導入も検討してみましょう。
  • Wi-Fiサーベイ
    接続しづらいエリアや時間帯を調査してみましょう。無償で利用できるWi-Fiサーベイツールもあるので活用してみましょう。

現状把握は今すぐに確認できることから無償ツールを活用することで見える化できるものもあります。さらに、専門家によるWi-Fiサーベイを依頼することで、より正確な現状把握や課題(電波干渉の特定など)の見える化が可能になります。

ステップ2.ネットワーク再設計・段階でのポイント

現状が把握できたら、ネットワークの再設計を計画しましょう。再設計の段階ではセキュリティ面がきちんと強化できているか、ネットワーク障害時の対応策ができているかなどが重要です。

  • 冗長化:障害時に業務を止めないためのバックアップ構成
  • セグメント分割:医療機器、電子カルテ、来院者用Wi-Fiを分離
  •  セキュリティ強化:認証、暗号化、ログ管理の徹底

ステップ3.運用を見据えた仕組みづくり

再構築後も、運用がスムーズでなければ意味がありません。環境変化に対応できる柔軟な体制づくりや定期点検の実施が安定したネットワーク運用を支えます。

  •  監視ツールの導入:異常を早期検知
  • ドキュメント整備:担当者交代時の引き継ぎを容易に
  •  定期的なWi-Fiサーベイ:接続端末の増加や周辺の干渉電波などの環境変化に対応

まとめ:ネットワークは“見えないインフラ”だからこそ計画的に

院内ネットワークのトラブルは、業務効率や患者安全に直結します。
「あるある」を放置せず、計画的な再構築で安定性・セキュリティ・快適性を確保しましょう。

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