「電子カルテが開かない!?」病院ネットワークトラブルあるある6選

「電子カルテが開かない!?」病院ネットワークトラブルあるある6選

病院のIT担当者にとって、ネットワークトラブルは非常に深刻な問題です。特に電子カルテが開かないなどのトラブルは、医療現場に大きな影響を与えます。この記事ではネットワークトラブルでよくある原因を6つ紹介し、それぞれの対策についても触れていきます。

目次[非表示]

  1. 1.ネットワークの遅延
  2. 2.IPアドレスの競合
  3. 3.Wi-Fiの接続が不安定
  4. 4.セキュリティの脆弱性
  5. 5.デバイスの互換性問題
  6. 6.ネットワークの監視不足
  7. 7.まとめ
  8. 8.Wi-Fiサーベイサービスの紹介
  9. 9.SCC Wi-Fi診断サービスのご案内

ネットワークの遅延

ネットワークの遅延は、電子カルテの表示やデータの送受信に時間がかかる原因となります。遅延が発生する理由は、帯域幅(一度に流せるデータ量)の不足やネットワーク機器の性能不足が考えられます。対策としては、ネットワーク機器のアップグレードや帯域幅の増強を検討しましょう。また、トラフィック(データ通信量)の監視を行い、不要なトラフィックを制限することも有効です。

ネットワークの遅延は、データ通信量が増えるピーク時間帯に特に顕著に現れることがあります。例えば、診療時間中に多くのデバイスが同時にネットワークにアクセスすると、帯域幅が不足し、遅延が発生することがあります。このような場合、ネットワークのトラフィックを分散させるために、ネットワークのセグメント化を行うことも有効です。また、ネットワークの通信品質をコントロールするために、ルーターやスイッチで“通信の優先度”や“帯域の割り当て“を行うQoS(Quality of Service)設定を利用して、重要な通信をスムーズに流すための仕組みを作ることも検討しましょう。

IPアドレスの競合

IPアドレスの競合は、同一のIPアドレスが複数端末に割り当てられた際に発生します。ネットワーク疎通の不安定化や電子カルテ端末の通信断など、医療業務に直接影響するトラブルの原因になります。新規機器の追加時や、誤設定された端末の接続によって発生するケースが多く、その端末だけの問題で終わらずにネットワーク全体や複数の医療機器に波及する可能性がある点にも注意が必要です。

競合防止のためには、まずDHCPサーバーの割り当て範囲(スコープ)と割り当て状況を確認し、重複が発生しない設計になっているかを定期的にチェックすることが重要です。また、ルーターやアクセスポイントの“二重DHCP”が原因となる事例も多いため、ネットワーク内でDHCPサービスを提供する機器を一元化しておくことが必須です。

Wi-Fiの接続が不安定

病院内のWi-Fi環境が不安定になると、電子カルテやPACS、看護支援システムなどWi-Fiを用いてモバイルデバイスから利用する各種システムに影響が生じる可能性があります。

対策としては、Wi-Fiアクセスポイントの配置を最適化し、電波干渉を避けるためのチャンネル設定を行うことが有効です。また、定期的なWi-Fiサーベイを実施して、機器の追加や環境変化による問題が発生していないか確認することが重要です。

Wi-Fiの接続が不安定になる原因としては、アクセスポイントの配置が不適切であることや、他の電子機器との電波干渉が考えられます。例えば、アクセスポイントが壁や床などの障害物に遮られている場合、電波が届きにくくなり、接続が不安定になることがあります。このような場合、アクセスポイントの配置を見直し、電波が届きやすい位置に再配置することが有効です。また、他の電子機器との干渉を避けるために、チャンネル設定を最適化することも重要です。

セキュリティの脆弱性

病院のネットワークは、患者の重要な個人情報や医療データを扱うため、セキュリティの脆弱性があると、外部からの攻撃や内部からの情報漏洩のリスクが高まります。さらに近年はランサムウェアやフィッシング攻撃が増加しており、こうした攻撃によって重要なデータが暗号化されたり、盗まれたりするケースも珍しくありません。

対策としては、ファイアウォールやIDS/IPS(侵入検知/侵入防御システム)の導入、定期的なセキュリティ診断の実施が必要です。また、従業員に対するセキュリティ教育を行い、意識を高めることも重要です。

デバイスの互換性問題

病院内でネットワークに接続されるデバイスは多岐にわたるため、機器同士の互換性の問題が発生することがあります。特に、新しいデバイスを導入する際には、既存のシステムやネットワーク機器との互換性を確認することが重要です。導入前に十分なテストを行い、問題が発生した場合には迅速に対応できる体制を整えておくことが求められます。

デバイスの互換性問題は、特にソフトウェアのバージョンやプロトコルの違いによって発生することがあります。新しいデバイスが古いネットワークプロトコルに対応していない場合、ネットワークへの接続がうまくいかないことがあります。このような場合、デバイスの互換性を確認し、必要に応じてソフトウェアのアップデートや設定の変更を行うことが重要です。

ネットワークの監視不足

ネットワークの監視が不十分な状態では、障害が発生しても担当者がすぐに気づけず、対応が遅れる恐れがあります。医療現場では、ネットワークのわずかな遅延や通信品質の低下が診療業務全体に影響を与える可能性があるため、ネットワーク監視ツールを活用し、システム全体の通信状況をリアルタイムで把握する仕組みを整えることが重要です。

監視すべき主な項目としては、ネットワーク遅延、パケットロス、帯域使用率、トラフィック量の異常増減、機器(ルーター・スイッチ・サーバ)の稼働状況、CPU/メモリ使用率などが挙げられます。これらの情報を継続的に収集することで、障害の予兆を素早く察知し、業務への影響を最小限に抑えることができます。

また、定期的に監視データをレポート化し、トラブル発生の傾向分析やボトルネックの特定を行うことも重要です。改善サイクルを継続的に回すことで、医療現場で求められる高いネットワーク信頼性を維持し、電子カルテをはじめとした業務システムの安定運用につながります。

まとめ

病院のネットワークトラブルは、医療現場に大きな影響を与えるため、迅速かつ適切な対策が求められます。電子カルテが開かない、といった状況に陥るネットワークトラブルの原因として、ネットワークの遅延、IPアドレスの競合、Wi-Fiの接続不安定、セキュリティの脆弱性、デバイスの互換性問題、ネットワークの監視不足が挙げられます。これらのトラブルに対して、適切な対策を講じることで、医療現場の業務効率を向上させることができます。

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