2026年05月11日

株式会社テクノ菱和様は中堅サブコン企業として伴走型ビジネスを強みに、半導体や医薬品など大手メーカーを中心に、空調・水処理システムなど空気や水に関する環境制御設備の設計・施工を手がけられています。
このたび基幹系システムのハードウェア老朽化にともない、オールSSD高速ストレージの導入およびクラウドバックアップのしくみを構築し、パフォーマンスの改善とランサムウェア対策を実現されました。
技術本部 システム室長 倉片厚様にお話しを伺いました。

2011年に行った基幹システムのインフラ刷新では、東京のデータセンターでLTOバックアップを取得し、大阪のDRサイトとは遠隔HAクラスタを構成していました。しかし回線帯域の不足や、DBサーバおよび共有ストレージがHDD構成であったことから、レプリケーションが不安定な状況でしたが、2016年に狭帯域でも遠隔レプリケーションが可能なバックアップストレージを追加導入したことで、運用は安定しました。
今回の基幹システム全面刷新にあたり専門業者のセキュリティ診断を受けたのですが、遠隔レプリケーションは高く評価いただいた一方で「それだけではランサムウェア対策としては不十分」との指摘を受け、クラウドへのバックアップによる対策も併せて検討することにしました。
複数社を比較検討した結果、約40年IT機器やインフラ全般で取引のある三和コンピュータさんに支援をお願いすることに決めました。
最大の理由は同社から導入しているiStorage HSシリーズをはじめとしたNEC製サーバが、約15年間大きなトラブルもなく稼働している点にあります。これは三和コンピュータさんが24時間365日体制で予兆監視を行い迅速に対応してくれているおかげでもあり、その信頼性を重視した判断です。
三和コンピュータさんには、新環境への移行プロジェクトにおいて、各アプリケーションベンダーと連携しながら、移行手順の検討やテスト計画の策定などを包括的に支援いただきました。大規模なプロジェクトでありながら、当社の負担は最小限に抑えられ、スムーズに移行を進めることができました。
また、プロジェクト期間中はメーカー保守期限が切れた現行サーバについても、同社の延長保守サービスにより1年間安定稼働を継続できました。Oracle の移行についても同社技術チームさんが、現行調査を踏まえた再設計とリソース最適化を実施したことで、業務システム全体の処理速度が大幅に向上しました。
特に、共有ストレージをSSD化したことでパフォーマンスが向上し、応答速度は従来の約半分に短縮。月末に処理が集中しても、以前のような処理遅延が発生しなくなりました。さらに、遠隔レプリケーションに加えてWAN経由のクラウド遠隔バックアップサービスを導入したことで、ランサムウェア対策としての安全性が大きく強化されました。
今後は、サイバー攻撃から隔離された環境にクローンデータを保管し、万一の際にも迅速に復旧できる仕組みも検討する考えです。

三和コンピュータではファイルサーバやメールサーバなどの構築から、ファイヤーウォールやルーターのネットワーク設計、クライアントPCなどのハードウェアのキッティングなどITインフラ構築に関するソリューションを幅広く取り扱っております。
・ランサムウェア対策を強化したいが、どこから手をつけていいか分からない
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