ホテルシステム「NEHOPS」と「IoT」を活用した客室タブレットソリューション

ホテル1899東京 様
ホテル1899東京様は、株式会社龍名館様の3ホテル目として東京・新橋エリアで2018年12月に新規オープン。IoTを活用した客室タブレットソリューションをはじめとする、館内ICT全般を導入されました。担当者様に導入の経緯と効果についてお伺いいたしました。
導入前の課題
- ホテル新規オープンにあたり、お客様により快適にお過ごしいただける新しい付加価値を提供したい
導入後の効果
- 客室の空調、照明、カーテンの操作等がタブレット上でワンタップ操作が可能
- フロント完全スルーのエクスプレスチェックアウトの実施
- 紙類の削減
- 予定到着時刻に合わせた客室予冷予熱の自動化
導入の経緯
新しい付加価値を提供し、より快適に過ごしていただきたい
三和コンピュータさんとは、「ホテル龍名館東京」にNEC製のPMS(NEHOPS)を導入いただいたことをきっかけに10年近くのお付き合いがあります。今回3ホテル目を新築するにあたり、ICT全般について三和コンピュータさんに相談しました。
「ホテル1899東京」はお茶をテーマに和のテイストを取り入れています。ホテルのコンセプトは、お客様にお茶と共にゆるやかな時間を楽しんでいただくことです。そこで新しい付加価値を提供することで、より快適にお過ごしいただけるホテルにしようと考えていました。そのことを三和コンピュータさんにお伝えしたところ、五感を刺激するホテルと題して「IoTを活用した客室タブレットソリューション」をご提案いただきました。
この客室タブレットにより、お客様は利用シーンに合わせて空調、照明、カーテンなどのコントロールのほか、ルームサービス、内線機能、エクスプレスチェックアウトなどをタブレット一つで直感的に操作可能になるため、お客様への新しい付加価値をご提供できると思い導入を決めました。
そのほかにも、ホテル錠システム、タブレット型清掃管理システム、電子レジカード、パスポートリーダー、PBX(電話交換機)、ネットワーク環境等、ICTに関わる設備も長年お付き合いし、当社をよく理解していただいている三和コンピュータさんに併せてお願いしました。
建築設計段階からゼネコンおよび関係各所とICTの導入に関わる詳細を詰めていきました。初めての経験ではありましたが、三和コンピュータさんをはじめ、NECグループ一丸となって対応いただけたことで導入が無事完了し、開業を迎えることができました。
導入の効果
空調・照明・その他、様々なサービスがより快適でより効率的に
IoTを活用した客室タブレットソリューションにより、お客様がより快適にお過ごしいただけるホテルを実現することができました。効果として特に大きいと感じていることは、ほぼすべてのお客様に客室タブレットからエクスプレスチェックアウトをご利用いただいていることです。荷物の送付などの御用があるお客様以外はフロントに立ち寄ることなく、ルームキーはお部屋に置いたまま、スムーズにご出発をいただけています。

さらに、空調や照明の操作でご不明な点があると、従来はフロントにお電話をいただきご説明させていただいた為スムーズにお伝えできないこともありましたが、今回AR技術を活用し、客室タブレット上でお部屋の立体画面から直感的に操作できるようになったため、フロントへのお問い合わせが減りました。また、その他にも従来フロントスタッフが手動で行っていた客室の予冷予熱をホテルシステムと連動し自動化したことで、すべてのお客様に快適に入室いただけるとともに、より効率の良いエネルギーマネジメントを実施しています。

システム概要
空調などの設備を制御するルームマネジメントシステム(RMS)とNEHOPSを連携

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