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サーマルカメラとは?その特徴と活用方法

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昨今 、感染症対策としてサーマルカメラ・サーモカメラが注目されています。これと 似たような言葉でサーモグラフィーという言葉があります。サーモグラフィーは上記写真の様に物体から放射される赤外線※1(遠赤外線)を分析し熱分布を画像処理し可視化した図やそれを行う装置を指します。ではサーモカメラ・サーマルカメラとは何なのでしょうか。
この記事ではサーモグラフィーやサーマルカメラといった装置の仕組みや特徴について簡単にご紹介したいと思います。

※1赤外線(遠赤外線)・・・人の目でみることができない光。電波より波長の短い電磁波のことです。遠赤外線は赤外線の波長を三つに分類したうちの一つです。


サーマルカメラとは

最近よく耳にするサーマルカメラはサーマル(thermal:熱の)という名前の通り、熱を検知することができるカメラです。「サーモグラフィー」という単語は聞きなじみがあるのではないでしょうか。サーモグラフィーとは、サーマルカメラから映し出された映像・画像のことで、人やものに対して温度が高いところは赤く、低いところは青く表示されます。それらの映像・画像を映し出すためのカメラをサーマルカメラといいます。サーモカメラ、サーマルカメラ、サーモグラフィーカメラなどと様々な呼び名がありますが基本的には同一のものを指します。



サーマルカメラの仕組み

サーマルカメラは熱を検知するカメラですが、直接モノに触れて温度を測る接触式の温度計などとは異なる仕組みで熱を検知しています。地球上の物質はすべて“遠赤外線 ”という目には見えない電磁波を発しています。温度が高ければ高いほど遠赤外線の強さは強くなり、温度が低いと遠赤外線が弱くなります。
サーマルカメラにはその遠赤外線を検出するセンサーが搭載されています。センサーで物質から放射される遠赤外線を検出・分析し、遠赤外線が強ければ(=温度が高ければ)映像・画像を赤く表示し、弱ければ青く表示する仕組みになっています。計測した遠赤外線の強弱に合わせ、画像処理で色を付けることで視覚的に温度の分布が分かりやすいサーモグラフィーを表示しています。ポイントは、サーマルカメラは温度ではなく“遠赤外線”を検知するカメラということです。


サーマルカメラの特徴

非接触で体表面温度を計測

前項のサーマルカメラの仕組みでも述べましたが、サーマルカメラは物体の体表面温度を非接触で計測することが可能です。またサーマルカメラが映し出すサーモグラフィーは、撮影対象の人 やものの温度変化をリアルタイムで画像として映し出すことができます。感染症対策として検温対応の人員を割くことなく、自動かつ非接触で体温の異常を発見することができます。



暗所での撮影が可能

通常、カメラというのは物体に当たって跳ね返った光を捉えて映像を撮影します。そのため必ず光源が必要となり、光源が少ないほど明瞭な映像を撮影することは難しくなります。しかし、サーマルカメラは光ではなく物体が放出している目には見えない電磁波(遠赤外線)を捉えて映し出すため、光源のない暗所やあるいは逆光などで明るすぎる場所といった光源の環境に捉われることなく撮影が可能です。



温度検知による火災予兆検知が可能

サーマルカメラはものの温度変化を検知することが可能です。検知する温度の上限や対象範囲を設定することができ、温度変化発生時にトリガーとしてアラームの発報やメール通知などが行えます。そのため発熱、発火のリスクのある現場での危険察知として活用されることもあります。



下記お役立ち情報では「温度の可視化」や「暗所での温度変化」を活用し、産業関連施設や製造工場にサーマルカメラを導入するメリットを分かりやすく紹介しております。



監視・セキュリティに特化したサーマルカメラ

三和コンピュータはサーマルカメラの特徴を活かし、身に迫る見えない危険を「温度の可視化」でいち早く察知、信頼性の高い危機管理ソリューションをご提供しております。これまでに培ってきた実績と経験から、最適なカメラ画角の設置・構築をご提案いたします。



まとめ

サーマルカメラは対象物の遠赤外線エネルギーを可視化し、映像モニター上に表示するカメラです。光の有無に関係なく暗闇でも撮影が可能。 非接触かつカメラに捉えた範囲の体表面温度を感知できるため、空港や港湾などの広い場所でも採用され、発熱者を検出しパンデミックに対する水際対策に貢献するなど広範囲に活躍しています。
三和コンピュータではサーマルカメラを始め、さまざまなカメラソリューションをご提供しています。 気になることがございましたらぜひお気軽にお問い合わせくださいませ。

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